諸官立学校入学試験数学問題並解義. 明治35-42年度 - 国立国会図書館デジタルコレクション
第一問
1908(明治41) 第二高校 次の連立方程式を解け
第二問
1908(明治41) 第七高校 次の連立方程式を解け
(第◯問は, 自分が勝手につけたものです)
同じ年の入試で別々の高校から出された連立方程式
多分偶然だけど, どちらも というのが入ってますね
第一問
第一問を見ると、
が連想されます.
よって, このように変形すれば上手くいくと思って, 計算する
を変形して,
ここで, より,
よって,
変形して
に を代入すれば,
展開して,
よって
変形して
これを解いて, または
のとき
のとき
よって,
第二問
がなんか怖そうですね
しかし, だから,
とでもおく。
となり,
が成立する.
これを変形して
よって
これを解いて または
[Ⅰ] のとき,
より,両辺正であるから
また,
より
であるから
を代入して
すなわち
また, であるから,
が成立
展開して整理すると
よって
これを解いてまたは
のとき,
のとき,
[Ⅱ] のとき,
より不適.
よって,