しょぼんブログ

数学の色々とか様々とか

02/17 日記

集合位相 第3章 #1, 演習問題.(すべて解けた)
5. で (\mathbb{N}, \prec) \precは,  y xの倍数なら x \prec yとする,  |で表記することもある)における \{a_1, ..., a_n\}の上限, 下限を問われた. 上界の定義は順序集合なら平等に「 Mのすべての元 xに対し x \leq a」である. いままで順序集合といえば全順序集合を思い浮かべていたが, 全順序でない場合少し考えることが増えて, 上界になるにはまず Mのすべての元 xに対し順序が存在する必要がある. ここが不思議な感覚である.

順序単射は「順序写像かつ単射」と異なって, これについて良い記事を見つけた.
darshimo.hatenablog.com
AからA'への順序単射かつ全射写像fが存在するならAA'は順序同型という.
8. で \mathbb{N}, \mathbb{Z}, \mathbb{Q}がどの2つも順序同型でない証明を問われた. どれも濃度が同じなのは第2章でやったが, どこかちょっと違和感があった. もしかすると, 「感覚的に濃度が同じ」は順序同型に近いのではないかと思った.